外出先からVPNを通じて自宅のNASに接続する(3. NASをOpenVPNに接続する)

etogen.hatenablog.com

の続きです。QNAP TS-231PをOpenVPNに接続します。

1. 各種ファイルをコピー

前回と同様に、OpenVPNに接続するために必要なファイルをscpでコピーしてきます。

コピーしてくる対象はこれらです

  • ca.crt
  • ta.key
  • client2.crt
  • client2.key
  • /usr/share/doc/openvpn/examples/sample-config-files/client.conf

2. client.ovpnの編集

こちらもまた前回と同様にclient.confはclient.ovpnという名前に変え、編集を行います。

$ mv client.conf client.ovpn
$ vim client.ovpn

変更点を以下に示します。変更点は前回より増えているので注意してください。

remote my-server-1 1194
;remote my-server-2 1194
↓
remote XXX.XXX.XXX.XXX 1194
;remote my-server-2 1194

cert client.crt
key client.key
↓
cert client2.crt
key client2.key


;tls-auth ta.key 1
↓
tls-auth ta.key 1

3. QVPN Serviceの設定

TS-231Pの初期設定などの説明は省略します。

QNAPのNASではVPNに接続するのに「QVPN Service」を用います。とりあえずAppCenterでこれをインストールしてください。

f:id:etogen:20180327022753p:plain

QVPN Serviceを開いて「VPNクライアント -> VPN接続プロファイル -> 追加 -> OpenVPN」と選択し、client.ovpnをアップロードします。あとは必要な証明書や秘密鍵ファイルをアップロードして「適用」を選択すれば設定は完了です。

f:id:etogen:20180327024332p:plain

VPN接続プロファイルに追加された設定の一番右側にあるアクションの列で「接続」をクリックするとVPNに接続を開始します。うまくいけばステータスが「接続済み」になります。

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これでiPhoneNASVPNに接続させることができました!ではでは、VPNを通じてiPhoneからNASにアクセスしてみましょう。

iPhoneからNASに接続する

まずはiPhoneのブラウザからNASにアクセスしてみましょう。URLバーにNASIPアドレスを入力します。ログイン画面が表示されればアクセス成功です。

f:id:etogen:20180327025202j:plain:w300

Qfileの設定

QNAPではiPhoneからNASを使いやすいように専用のアプリをいくつか用意してくれています。とりあえずQfileをインストールしましょう。

Qfile

Qfile

  • QNAP Systems, Inc.
  • 仕事効率化
  • 無料

アプリを起動したらホーム画面で右下にある歯車アイコンの「設定」を選択します。接続先のNASの情報の入力を求められるので、以下のように入力して「保存」を選択。

f:id:etogen:20180327025606j:plain:w300

これでどこにいてもiPhoneからNASにファイルをアップロードしたり、NASからファイルをダウンロードしたりできるようになりました。

以上で「外出先からVPNを通じて自宅のNASに接続する」を終わります。いいNASライフを!